スライドレールとは

スライドレールとは?

スライドレールとは、机の引き出しの横等に取り付けられている直動機構の機械部品です。このスライドレールを取り付けることにより、重い引き出しや箱を軽い力でしかもスムーズに動かすことが可能となります。
では、なぜ軽い力でしかもスムーズに動かせるのでしょうか?
その秘密は、スライドレールの構造にあります。

左図は、一般的なスライドレールの基本構成図(シングルスライドレール)です。
この様に、スライドレールは、レール内部に複数のボールが使用されております。
この為、
① 複数のボールで荷重を受ける為、荷重が分散される。
② アウターメンバーとインナーメンバーの間にボールが挟まるような構造となっており、各メンバーとボールは、点で接触している為、摩擦抵抗が少ない。(転がり抵抗がかかる。)

と言う、構造的な特徴を有し、軽い力でもスムーズに操作をすることが可能となっております。

なお、この様な構造のスライドレールでも、レールのスムーズさや壊れにくさ(寿命)は、レール部材の加工精度や使用する材料等に大きく依存する場合があります。

スライドレールの使い方

一般的にスライドレールと呼称される機械部品のうちで、特にスチールボールのころがり接触により、もっとも軽く、しかも精密に直線往復運動を行う機構は用途が広いだけでなく、最良のメカニズムとして、欧米諸国ではかなり以前から製作され使用されておりました。

産業のハイテク化がますます進展し、スライドレールはコンピュータを始めとする端末機、通信機、計測器、複写機、自動販売機の精密機器から、ラテラルキャビネット、事務机、耐火金庫等のオフィス家具、また、木工家具、厨房器具、家庭用家具など幅広い分野に使用されつつあります。

その他にも特定用途を考えて作られるものもあり、レールを寝かせて使用する「底引き用スライドレール」や、バリアフリーに利用される「吊ドア用スライドレール」などがあります。

スライドレールの選び方

スライドレールを選ぶ際のポイントは3つあります。

①動かしたい引き出し(ユニット)の重さ

ほとんどのスライドレールに定格荷重が設定されています。スライドレールに取り付ける引き出しにどの様なものを載せるのかを想定し、引き出しとその中身の合計の重さを算出し、それ以上の定格荷重を有するレールを選定してください。

なお、定格荷重の定義に関しては、残念ながらメーカーによって異なっています。

弊社のホームページでは定格荷重ごとにスライドレールを分けておりますので、載せるものの大きさに応じてスライドレースをお選びください。

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たくさんあってどのスライドレールを使用すればいいのかわからない場合は気軽にお問い合わせください。仕様、必要数によってはオーダーメイドも承ります。

②断面の大きさ(設置スペース)

スライドレールを設置スペースは、引き出しの幅、筐体(キャビネット)の内寸から計算できます。ここで重要なのは、引き出しと筐体精度のバラつきもある程度加味することです。

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一般的にボールリテーナータイプの場合には、レールの圧縮及び引張方向に負荷がかかるとレールの動きが著しく悪くなる場合があります。つまり、設置スペースとスライドレールの厚みを等しくすることが肝要です。

しかし、木製家具やDIY家具にかなりの精度を求めるのは現実的ではありません。

このため、ボールリテーナータイプのレールであっても家具向けに販売されているレールもあります。インターネットやホームセンターなどで一般の方が購入出来るようなレールはこの様な製品が多いです。この様なスライドレールは、レール自体のガタが比較的大きいのが特徴です。

但し、レール自体のガタが大きいということは、レールが脱落し易やすくなったり、引き出しにガタが生じやすくなったりするため、一般産業用ではあまり使用されていません。

これに対して、ローラータイプは樹脂ローラーとレールにある程度の遊びが存在します。このため、多少のバラつきは吸収してくれます。また、引き出しの底面にビスを取付けるタイプもあるため、レールに圧縮、引張方向の負荷がかからない様に設置し易くなっています。

③レールの長さ及び引き出し量(トラベル)

スライドレールを設置する筐体の奥行(収まり)を確認し、レールの長さを決めます。また、引き出しを移動させたい量(トラベル)を予め決めておきましょう。

※詳細は各メーカーのカタログやホームページをご確認ください。

以上の3ポイントを満足する様なスライドレールをカタログなどから見つけてみてください。

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スライドレールの使用例

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