スライドレールの種類

スライドレールと一概に言っても、「スライドレール」という言葉の明確な定義はありません。様々な直動機構部品であり、インターネット等で「スライドレール」と検索すると、様々な直動機構部品がヒットします。

ボールリテーナータイプ

1

2

 

①アウター(筐体側)メンバー

②中間メンバー

③インナー(引出側)メンバー

④アウター(引出側)メンバー

⑤ボールリテーナー

⑥ボール

 

一般的にスライドレールと言うと、ボールリテーナーが組み込まれたレールを指すことが多いです。材質の違いにより、以下の特長があります。

鋼製

最も普及しているのが鋼製のレールです。各メンバーに電気亜鉛めっきをしており、耐食性を高めております。

ステンレス製

結露等で錆が懸念される耐食性が必要な店舗什器や、高温環境になるクッキングヒーターのグリル部等様々なところで使われています。

アルミ製

小型レールや、高荷重用のレールがある程度普及しています。小型レールは軽量化が必要な用途で、高荷重用レールは耐衝撃性にも優れているため、比較的重量物を動かす用途で使われています。

ローラータイプ

3

事務机や学習机、タンスの引き出しなどに使用されている一番ポピュラーなタイプです。

稼働、固定レールの先端に樹脂性のローラーが取り付けられています。構造がシンプルで構成部品も安価のため、スライドレールの中では一番安価です。樹脂ローラーで荷重を受ける為、重たい製品の出し入れには不向きです。また、精度を要するような仕様には向いていません。

LMガイド

4

一般的にはスライドレールと呼ぶことは無いのですが、精度の良い直動機構部品として認知されています。機械加工で製造している為、非常にガタが少ないのが特徴です。精密機械や産業用ロボットなどに広く利用されておりますが、他のスライドレールと比べて値段が高いです。