スライドレールの選び方

スライドレールを選ぶ際のポイントは3つあります。

①レールの長さ及び引き出し量(トラベル)

スライドレールを設置する筐体の奥行(収まり)を確認し、レールの長さを決めます。また、引き出しを移動させたい量(トラベル)を予め決めておきましょう。

②断面の大きさ(設置スペース)

スライドレールを設置スペースは、引き出しの幅、筐体(キャビネット)の内寸から計算できます。ここで重要なのは、引き出しと筐体精度のバラつきもある程度加味することです。

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一般的にボールリテーナータイプの場合には、レールの圧縮及び引張方向に負荷がかかるとレールの動きが著しく悪くなる場合があります。つまり、設置スペースとスライドレールの厚みを等しくすることが肝要です。

しかし、木製家具やDIY家具にかなりの精度を求めるのは現実的ではありません。

このため、ボールリテーナータイプのレールであっても家具向けに販売されているレールもあります。インターネットやホームセンターなどで一般の方が購入出来るようなレールはこの様な製品が多いです。この様なスライドレールは、レール自体のガタが比較的大きいのが特徴です。

但し、レール自体のガタが大きいということは、レールが脱落し易やすくなったり、引き出しにガタが生じやすくなったりするため、一般産業用ではあまり使用されていません。

これに対して、ローラータイプは樹脂ローラーとレールにある程度の遊びが存在します。このため、多少のバラつきは吸収してくれます。また、引き出しの底面にビスを取付けるタイプもあるため、レールに圧縮、引張方向の負荷がかからない様に設置し易くなっています。

③動かしたい引き出し(ユニット)の重さ

ほとんどのスライドレールに定格荷重が設定されています。スライドレールに取り付ける引き出しにどの様なものを載せるのかを想定し、引き出しとその中身の合計の重さを算出し、それ以上の定格荷重を有するレールを選定してください。

なお、定格荷重の定義に関しては、残念ながらメーカーによって異なっています。

※詳細は各メーカーのカタログやホームページをご確認ください。

以上の3ポイントを満足する様なスライドレールをカタログなどから見つけてみてください。